さびコートに続いて、換気扇フィルターの掃除の話題です。
以前にフェイスブックで見た記事が気になっていたので、それを探して実践してみることにした。
換気扇フィルターを濡らしてはいけない?
気になっていたのは、この記事。
「絶対に……フィルターを濡らしてはいけません」という内容のものだ。
去年、高温のスチーム洗浄機で洗ってみたのだが、べとべとはそのまま……というか、
より濡れてパワーアップするし、
こべりついて反対に取れなくなっちゃうような部分もあったりで、
上手に掃除できなかった経験があるので、今年こそ上手に掃除したいと思っていたのだ。
なので、今年は濡らさないことを第一に考えて掃除してみた。
重曹購入
まずは重曹を1袋購入。近所のスーパーで購入したら100円しなかった。安っ!!
オケの中に換気扇フィルターを置いて重曹をまぶしてみた。
あら、全然足りないじゃん……
無理やり広げて重曹をフィルターの前面に伸ばす。
でも、表面にまぶすので精一杯。裏面までやろうと思ったら量が全然足りません。

FBから知ったサイトには3時間放置すべきと書かれてあったのだが、
量が足りないのなら早く不足分を購入せねばならないので、
2時間放置してから使わなくなった歯ブラシで磨いてみた。
2時間放置後、磨いてみた
油のべとべとを重曹が吸い取ってくれたようで、確かにこするととれる。
とれるけれど……。
フィルターからぽろぽろ取れ落ちるほどには取れない。
油汚れの表面のベトベトは重曹パワーでなくなっているが、
裏面や汚れ内部のベトベトが残っている感じがしたので、
急きょ、お買い物に出かけ、同じ重曹をさらに3袋購入。
3袋買っても300円強だし。
重曹、合計1120グラム投入
で、1.5袋をオケの上にぶちまけて平に伸ばし、フィルターをその上に置く。そしてフィルターの上から残りの1.5袋をさらにぶちまけた。
そして1晩そのまま寝かせてみた。
翌朝の状態が下の写真。
右横にある色の変わった重曹は最初に使った重曹です。
すでに油を吸い取ってしまっているのか、かなり汚れていますね。
新しい重曹と比較するとその差は明らかですね。
表から、裏から、そして手で重曹をフィルターの隙間に刷り込んで、
油分を除去すべく努力してからブラシでこするのだが、ブラシが問題でした。
ブラシが問題だ
1.歯ブラシ ブラシが柔らかすぎてあまり有効ではなかったです。
2.たわし ブラシが硬そうだったので歯ブラシよりは有効かと思われたが、これも役立たず。たいして取れない。
3.つまようじ 硬くて、確実に油汚れを溝から追い出せる……が、溝一本一本につまようじを通さないとだめなので……面倒くさいです。そして、微妙に太いので、溝の奥までつまようじが届かず、微妙な汚れが残ります。
4.歯科用探針 スピッツではレギュレーターやタンクのOリングを取り外すときに歯医者さんが使っている探針というのを使っています。これがベストでした。細くて硬くて、ちゃんと溝の奥まで届き油汚れを掻き出せました。
そして、溝の油汚れを丁寧にひとつずつ取り去りました。
え?
結局そんな面倒くさいことするの? と思うでしょ?
うんうん。わかります。
でもね、重曹を吸った油汚れって油汚れというイメージではなく、粘土のような感じに変わります。
すると溝から落とすと、ハラリ……と落ちるんですね。
べとべとした汚れは溝からなかなか剥がれないし、ブラシにもくっつくし、手もべたべた。
と、べたべたの世界から抜け出せないのですが、
重曹のおかげでべたべたの世界とは無縁に掃除できます。
それだけでもかなりストレスフリーに掃除できますよ。
で、掃除したフィルターが下の写真。
仕上げに高圧洗浄機で残りかすを飛ばしてやった。
水を使わないと決めていたけれど、
ほとんど油汚れがなくなってからなので、
べとべともしないだろうと思ってやってみたのだが、
やっぱりベトベトしませんでした。
高圧洗浄機ですっきり。
空も透けて見えるほどに油詰まりはなくなりました。
もしかしたら、もしかしたら……重曹まみれにしてから、
一気に高圧洗浄機で洗ったら一番手早いのかもしれない。
誰かやってくれ~……。
まとめ
- 重曹(私は1120グラム使用)を敷き詰めた箱、桶などに換気扇フィルターを置いて、上からも重曹をふりかけ、換気扇フィルターのすべての隙間に重曹を押し込むつもりで全体に重曹をこすりつける
- 私は丸一日放置 ⇒ もっと短時間でも良いのかもしれない
- ブラシで隙間に詰まっている粘土のような油汚れを掻き出す ⇒ 重曹パワーで油のベトベトはなくなっていますので掻き出しやすくなっています
- 最後に水洗い ⇒ 高圧洗浄機などで残っているカスを洗い流しましょう