一度書いた記事が操作ミスでなくなってしまいました。書いたころを思い出しながら要点を書いていきます。
車検の費用をできるだけ節約したい………
でも車には全然詳しくない………
こんな、「ずぼら素人」でも車検が安くなる方法を教えてほしい
こんな切実な悩みに答えられる記事になるよう書いていきますね。
この記事を読めば、車検を自分ででき、6万円近く節約できるようになるはず。
今回は車検をセルフでやってみることでどれぐらい節約できるかみてみましょう。
先出しまとめ
- セルフ車検とユーザー車検は同じ意味
- ユーザー車検にかかった費用は38,700円
- 前年車検時に車検をお願いしたコバックの請求書には103,121円
- その差はでかくて約64,000円だが……… ⇒ コバックでは整備をしてくれているので安全度は格段にアップしている
- ユーザー車検をする人にも安全のための整備点検を行うよう指導されます
- 早晩、車の整備はするとして、現状、車に問題がなければ、今の支出を節約したい人にはユーザー車検はかなり有効
- 予約、予備検査、車検検査の流れを把握すれば、誰でも簡単に自分で車検できます ⇒ それがユーザー車検
「セルフ車検」とは
車検ってセルフでできるの? そんなこと考えもしなかった
「セルフ車検やってきたよー」と言うと、驚かれることが多かったから、きっとまだ知らない人は多いはず
セルフ車検とは?
車検で行う手続きをすべて自分で行う車検のことです。
ユーザー車検とも言います。
- 予約
- 予備検査
- 車検場に持ち込み
- 事務手続き
- 車検を受ける
- 車検証をもらう
ユーザー車検は誰でもできるし、意外に簡単で、実際本当に節約になります!!
では順番に見ていきましょう。
スタートはネット予約
まずは予約。ネットで行います。
「自動車検査インターネット予約システム」にアカウント登録します。
軽自動車に乗っている人は別になっています。
「軽自動車検査予約システム」にアカウント登録します。
アカウント登録から予約まで
予約することは難しくありません。下の画面のような順番で手続きしていきます。
気を付けるべき点としては、
そのサイトを見た日を含む14日(開庁日のみ)先までの予約しか取れないってことです
私がセルフ車検を受けた時は、予約が混みあっていたので、14日間先までずっと×印で埋まっていました
そんな時はどうしたらいいの?
よくある質問ページを見たのですが、適切なQ&Aは掲載されていませんでした。そこで、曜日の変わる0時過ぎに見てみると、15日目の予約が可能になっていましたので、そこですぐさま予約しました。
予約いっぱいの時
24時を待って、再度ログイン。そうすると15日目の予約受付が開始されているので、予約しましょう。
予備検査
ユーザー車検を初めて受ける人の不安として必ずあるのが………
車検に落ちたらどうしよう?
余りに古い車の場合は、しっかり整備しないと車検に受からないかもわかりません。
が、新車購入した人で3年以内の人とかだったら普通に整備してたら、そんな大きな欠陥ってないですよね、車って。
だから、そーいう人にはとてもお勧めできます。
特にトラブルは起こってないけれど、車のテストってどんなことするかわからないし………
受からなかったら余計に面倒くさそうだし………
うんうん。
わかります。
私もそんな不安と心配を抱えて、ユーザー車検するべきか否か………
迷える子羊でした。
そんな私のような迷える子羊の面倒を見てくれるのが、「予備検査場」です。
予備検査場ってなに?
車検場で行う検査を全部事前にやってくれる検査場です。テスト本番前にテストと同じ問題を事前に受けられる夢のような場所。ここで受かれば車検場での本番もだいたい大丈夫。検査に受からない項目があれば、「こうすればいいよ」という手段を教えてくれたり、提案してくれたりします。
車検場の近くにあることが多いので、車検当日に早めに来て予備検査を受けてから車検に向かう人が多いようです
でもさ、
車検日の検査前に予備検査受けて、
不合格になったら、
検査受けられないじゃん
どうしたらいいの?
はい。
私も同じ疑問を持ちました。
なので車検予約日のけっこう前に予備検査を受けに行きました。
私は2021/6/7に車検を受けに行ったので、その当時の記録メモを見ながら時系列に記します。
- 2021/5/24 自動車検査インターネット予約サイトを見る ⇒ 6/6までの予約はすでにいっぱい
- 2021/5/25 0時に再ログインし6/7の10時受付の検査を予約
- 2021/6/1 ヨビケン沖縄に出向き、予備検査を受ける
- 2021/6/2 木製丸棒購入
- 2021/6/7 改めてヨビケン沖縄にて再検査を受ける
大きな不具合が見つかった場合、
1週間もあれば車検予約日までに修理できるはず………
私、慎重派なんです………
予備検査を受ける
2021/6/1 予備検査を受けてきました。所要時間は10分ぐらい。すぐでした。
料金
- 総合テスト 3000円
- 下回り検査 500円
- 消費税 350円
- 合計 3850円
総合テストで全体を見てくれますが、私は不安だったので下回り検査もお願いしました。
実際の車検時には検査官が下回りもチェックしますので、不備があれば教えてもらいたかったからです。
予備検査を受けている時は特に難しいことはなく、乗車したままで、たまに少し前進するだけです。
車から降りることもなく、いろいろ全部やってくれます。
ブレーキの効き具合をチェックするときに、「ブレーキを踏んで」とか指示されるので、
そこで指示に従うぐらい。
あ、あと、ヘッドライトの明るさ、照射角度もチェックするので「ライトをつけてください」と指示されたりもします。
その結果、大半はOKでした。
気になることもリストアップしてくれます。
- ブレーキを踏むときは、ゆっくりではなく、しっかり踏んだ方が良いとアドバイスされました ⇒ ゆっくりブレーキを踏んだら最初のテストでブレーキの項目が合格ラインに達しないかったようで、再検査になり、2度目はしっかり奥まで踏み込んだら合格でした
- 私の車はハイエースなのですが、後部座席の手すりとして足りないパーツがあり、それがないと車検に受からないことを教えていただく ⇒ そのパーツは正規品である必要はなく、ホームセンターで「棒」みたいなのを買って、はめておけば大丈夫とのアドバイスもいただく
- もうひとつ、足りないパーツを教えてもらう ⇒ ハイエースの荷台部分と後部座席を区切る「仕切りバー」のようなものも装備していなかったのですが、これもないと車検を通らないらしい ⇒ レンタルがあるよと教えてもらう ⇒ ただ予約はできないので当日早めに来てレンタルしてくださいと言われました ⇒ パーツレンタル代、1100円
以上、3点を教えていただく。
私が利用した、「ヨビケン沖縄」です。
また、車検当日はまだ先で、6/7であることを告げると車検当日にもう一度予備検査を受けたほうが良いとアドバイスも受けました。
理由は、1週間ぐらいあると、ヘッドライトの照射角度がまたずれてしまうかもわからないから………とのこと。
うう………、また予備検査代が3850円かかってしまうのか………
私もそう思ったので、確認しました。すると、
レシートを持ってきてくれたら1週間後も無料で検査受けられますから
との力強いお言葉を頂きました。
これは嬉しいサービスだね
ただ公式サイト内には明記されていないのでちゃんとしたサービスかどうかはわかりません。
予備検査を受けるお店で確認してね
で、翌日ホームセンター「タバタ」に行って、「木製丸棒」580円を購入。
私のハイエースには少し長かったのでのこぎりで切断して長さを調整。
そして当日を迎えました
車検当日
車のことに詳しくない「素人」に付け加えて、あまり難しいことはしたくない「ずぼら」でもあるので、
せめて焦らないように早めに家を出て予備検査場に着きました。
予備検査場
午前の2回目の検査を予約したので、受付は10時から開始なのですが、予備検査場を訪ねたのが8時半。
前回のレシートを持参し再検査を受けました。
そして気になっていた、レンタルパーツ「仕切りバー」の在庫もあり、無事にレンタル完了。
いざ、ゆかん!!
ユーザー車検、またの名をセルフ車検へ!!!
「沖縄総合事務局 陸運事務所」到着
ヨビケン沖縄からそのまま直行し、約2分ぐらいで「沖縄総合事務局 陸運事務所」に到着しました。
ここで手続きと車検を行います。
9時には到着していました。
受付開始まで1時間もあるのですが、いろいろ記入したり印紙購入したり、保険に入ったりしないとダメなのでゆっくりやりましょう。
事務手続き
建物内に入り、見渡すが、どこから手を付ければ良いのかわからなかったので、
玄人っぽい人を観察することから始めました。
すると、みなさん最初にこのマシンに向かわれる。
最初にQRコードを読み取ります。
どこのQRコードかというと………、
車検証の最下部にQRコードがプリントされていました。
これを読み取ります。
すると、「受付時間にお越しください」という内容の指示が表示されました。
受付時間内でないと、受付はやってくれないってことですね。
やれやれ。
せっかく早くやってきたというのに………。
ならば、自賠責保険に入りましょう。これは沖縄総合事務局 陸運事務所の外に出れば隣近所にたくさんの保険屋さんの建物があります。
自賠責保険加入手続き
開いているお店を探して入り、「自賠責保険に入りたいです」と言って、車検証を出せば全部やってくれます。
お代は、8670円(12ヶ月分)でした。
その後10時まで時間を潰し、QRコードに再トライ。
そのままスムーズに受付完了。
必要事項がプリントされた書類が自動的にプリントされてプリンターから出てきます。
素晴らしい簡略化!!
車検証を見ながら、エンジンの型とかの番号を書いていくものだと思っていたので、
何も書かないでもOKとは、びっくり。
印紙購入など
次に順路に従って、印紙の購入などを行います。
よく室内を見渡すと、セルフ車検の手順が書かれていました。
ここではセルフ車検ではなく、ユーザー車検という呼称で呼ばれているようです。
更新に来ているので、私は、「ユーザー車検(継続検査)の流れについて」に当てはまるフローチャートを見ます。
3の自動受付機での登録、まで終わったので4には受検と書かれていますが、その前に印紙を購入しなければなりません。
わからない時は、スタッフの人に聞きましょう。
私も聞きました。すると丁寧に教えてくれます。
- 自動車審査証紙代 1,300円
- 自動車重量税印紙代 22,800円
- 自動車検査登録印紙代 400円
- 小計 24,500円
ここでも担当窓口の人に車検証を見せると、必要なものを全部そろえて売ってくれまして、どこに貼り付けるのかも教えてくれました。
親切なスタッフの人が多い印象です。
そしてようやく車検を受けに車を移動させます。
車検本番テスト
路面に書かれた矢印に導かれて車を移動させて、巨大な車庫に向かって伸びているラインに並びます。
レーンの数は4レーン………だったかな、5レーン?
ちょっとうろ覚えです。1年前のことなので。
今度確認してきます。申し訳ない。
で、ユーザー車検初心者はここに並んでね、という表示が出ているので、そこに並びます。
車庫に入る手前から試験官のスタッフが窓の開閉ができるかとか、方向指示器、エンジンルームの点検など、専用の道具がなくてもチェック可能な項目をテキパキとテストしていきます。
車庫内に入ると、排気ガス濃度の測定やブレーキのかかり具合のチェック、下回り検査などここでもテキパキテキパキ、テストは進んでいきます。
ヨビケン沖縄で教えてもらった、ブレーキの踏み方も短めに奥までしっかりブレーキペダルを踏み込むことで一発クリアになりました。
ほっ。
よかったー。
車検テスト本番は15分ぐらいだったと思います。
合格の必要書類をもらい、それを事務所に持っていきます。
合格後の手続き
4番の窓口にもらった書類を全部提出して、待つこと10分ぐらいかな。
そこで、車検証をもらえます。
終わってしまえば、実にあっさりしたものです。
かかったお金をまとめてみます。
セルフ車検料金まとめ
予備検査
- 総合テスト 3,000円
- 下回り検査 500円
- 消費税 350円
- 小計 3,850円
自賠責保険
- 12か月分 8,670円
印紙代など
- 自動車審査証紙代 1,300円
- 自動車重量税印紙代 22,800円
- 自動車検査登録印紙代 400円
- 小計 24,500円
小計 37,020円
その他
- 「木製丸棒」580円
- パーツ「仕切りバー」レンタル 1,100円
合計 38,700円
38,700円!!!
38,700エン!!!!
こりゃー安い。
ちなみに前年、つまり2020年にユーザー車検をせずに業者さんに委託していた時は、こんな感じ。
コバックに出した時の車検費用
103,121エン!!!!
整備をやってもらって、要交換パーツなども新しくしたもらってこのお値段。
整備費、交換パーツ代金を差し引くと………、
セルフ車検とほぼ同じ設定
- 自賠責保険 8,890円
- 検査印紙代 1,200円
- 自動車重量税印紙代 22,800円
- 小計 32,890円
これって絶対必要な削れない支出だよね
この部分はユーザー車検でも業者にお願いする車検でも変わらない金額ですね
コバックでの整備など
- 車検スーパーセーフティー整備 27,500円
- エンジンオイル 2,396円
- オイルエレメント交換工賃 500円
- オイルエレメント 1,400円
- ブレーキオイル交換工賃 1,980円
- ブレーキオイル 1,000円
- フロントディスクパッド取り換え工賃 2,980円
- フロントディスクパッドキット 9,000円
- フロントスタビライザーリンク取り換え工賃 3,000円
- フロントスタビライザーリンク右 4,090円
- ハイマウントストップランプレンズAssy 10,000円
- 消費税 6,385円
- 小計 70,231円
整備して、要交換のパーツを交換してもらって約7万円の支出か………
セルフ車検を終えた後、車検証をもらう時に、
自動車は道路運送車両の保安基準に適合した状態でなければ運行できません。車両の安全確保、公害防止のため確実な点検・整備を励行しましょう(自動車検査登録ポータルサイトから引用)
と、いうような内容の文言を見ました。
セルフ車検やってもいいけれど、年に一度安全整備を行い、車のトラブルで事故をしないようにってことだよね
はい。未整備車で事故して他人を巻き込むのは避けたですよね
と、いうことはユーザー車検に向いている人物像が浮かび上がってきましたね。
誰がセルフ車検に向いているのか?
- 最近オイル交換などをして、その際に無料点検サービスなどを受けて不具合が見つからなかった車
- 新車で購入し、まだまだ不具合が出ていない
- 信頼のおける中古車屋で中古車を購入して間もない
- など、現状の車に不安、心配事がない人
- もしくはユーザー車検後に整備を予定している人
つまり、整備は遅かれ早かれやらねばならぬ、そんなことは百も承知だ!
⇓
だけど現状、車の調子になんの問題もない
⇓
車検費用を少しでも安くおさえて、今、現状の今、出費をこれ以上増やしたくない
そんな人にこそ、ユーザー車検にトライしてもらいたい。
整備は後回しにして、自分で車検の手続き全部こなしたら38,700円で車検できたんです。
その事実をお伝えしたかった。
業者に車を出して、整備、手続き全部お願いして10万円近いお金を今、この今、支出するのか?
ユーザー車検でミニマムの支出に抑えて、やり過ごすのか?
選ぶのはあなたです!!
セルフ車検の予約はこちらのサイトにアカウント登録することからスタートです。
普通車などは「自動車検査インターネット予約システム」
軽自動車に乗っている人は、「軽自動車検査予約システム」
まとめ
- セルフ車検とユーザー車検は同じ意味
- ユーザー車検にかかった費用は38,700円
- 前年車検時に車検をお願いしたコバックの請求書には103,121円
- その差はでかくて約64,000円だが……… ⇒ コバックでは整備をしてくれているので安全度は格段にアップしている
- ユーザー車検をする人にも安全のための整備点検を行うよう指導されます
- 早晩、車の整備はするとして、現状、車に問題がなければ、今の支出を節約したい人にはユーザー車検はかなり有効
- 予約、予備検査、車検検査の流れを把握すれば、誰でも簡単に自分で車検できます ⇒ それがユーザー車検
タイヤ交換も格安でやってみたいという方にはこちらの記事を