家庭用プリンターを使っておられるみなさんの共通の問題として、
正規品インクが高い
というのがあります。
薬で言うジェネリック医薬品のように、安い互換インクがあるのはご存知でしょうか?
印刷できてしかも安いなんて!! そのインク、最高!!
と、私も思って購入していました。
そんな私のプリンターが壊れました。
新しいプリンター購入に向けていろいろ試行錯誤したことを記事にまとめました。
この記事を読むことで、
家庭用プリンターとインク購入の組み合わせに関しての最適解
がわかるようになっています。
先取りまとめ
- 互換インクの中でも保証付きのメーカーを選択することで互換インクを安心して使うことができます
- プリンター購入後1年以内はメーカー保証があるので、正規インクを使用していれば壊れてもメーカーが無料で修理してくれる ⇒ でも正規インクは高い………
- 互換インク使用の場合、有償修理になるが、インクナビもしくはインク革命の互換インクを使えばその費用を保証してもらえる。もしくは代替え新品プリンターとの交換が可能
- プリンター購入後1年以上経過、メーカー保証がなくなる ⇒ 正規インクを使用していても故障すれば有償修理
- インクナビの互換インクを使っていれば、該当製品の修理対応期間内であれば有償修理費用を保証してもらえる、もしくは代替え新品プリンターとの交換が可能
- 格安互換インクを使用した場合は、メーカー保証がある場合でも修理は有償となり自腹精算
- 格安互換インクはやっぱり安い。でも保証がないのでプリンターが壊れたらプリンターを買い替えたほうが得な場合も多い ⇒ 格安互換インクを使う場合は1万円前後の格安プリンターを購入した場合にする
- 2-3万円のプリンターを使用するなら、格安互換インクよりもインクナビ、もしくはインク革命のインクがお勧め
- 2021/10/14発売の「CANON XK100」が正規インク代金が安く、CD/DVDレーベル印刷もできて個人的にお勧め
家庭用プリンターにはインクが2種類
プリンターを使っていればインクがなくなります。
正規品のインクの値段を見て愕然とした記憶はありませんか?
私もそんな一人でした。
正規品
アマゾンで調べてみると、エプソン、キャノンのインクはだいたいこんな幅で販売されていました。
- エプソン ⇒ 5000-8000円
- キャノン ⇒ 5500-7000円
ちなみに、2022/3/11現在、価格ドットコムのプリンター紹介ページ内、
「プリンタ人気売れ筋ランキング第一位」は、キャノンのPIXUS TS3330で、
価格は6580円です。
6580円!!
正規品のカラーインクを買うお金で新しいプリンターが買えちゃうって、すごいー
そんな資本主義社会経済の不思議を踏まえ、
私は「互換インク」にたどり着きました。
互換インク
いろんな種類があるんですが、とにかく
安い!!
これが魅力です。
私の購入していたのは、こんな格安の互換インクです。
この製品をアマゾン、楽天、ヤフーで比べても価格に差があります。
アマゾンが最安値で1538円で買えます。
EW-052Aというエプソンプリンターの正規インク、アマゾンでは、4本セット1つが3772円です。
上にリンクを貼っている格安インクは
4本セット、2個が1538円
ですから、単純に比較すると、
7544(3772×2)-1538=6006円
6006円も違うの!!
こりゃー差がでかいね………
購入するときの手順は
- 自分のプリンターに使えるインクの型番を再確認すること 例) エプソンEW-052A使用時は、MUG-4CL
- 製品番号と互換インクの複合ワードで検索 例) 「MUG-4CL 互換インク」
- 出てきた検索結果に目を通します
- 時間が許せばクチコミ評価まで見て、余りにも悪いクチコミが多い商品は買わないことです
- 1年間の品質保証アリの商品がお勧め
インクは保証しますが、プリンターの故障までは面倒見てくれないのね
あのー………、格安互換インク使うと、プリンター本体が壊れやすいって聞いたんだけど………
格安互換インクを使うとプリンターは壊れやすい?
これについては諸説いろいろ言われています。
格安互換インクのデメリット
- プリンターに認識してもらえない
- インクが出なくて印刷できない
- インクが漏れてプリンターが汚れてしまった
- 交換して間もないのに、インク交換の指示が出る
などのトラブルが報告されています。
私はエプソンのEP-710Aというプリンターを格安互換インクでずっーと使っていました。
そして「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近付いています」という警告が出ました。
その時の記事はこちらになります。
格安互換インクを使っていたから、このエラー表示が出たんじゃないの?
購入して約3年で廃インク吸収パッドがいっぱいになりました。
それが速いのか? 遅いのか?
実際のところよくわからないです
1万円ほどで購入したプリンターが格安互換インクで3年稼働してくれれば十分だと考えていたのですが、
最近、もし正規品インクで動かしてたら廃インク吸収パッドに漏れるインクはもっと少なかったのではないだろうか?
と、疑問を持つようになりました。
いやいやいや、1万円ぐらいで購入したプリンターが3年も使えたら十分でしょう。
あなた、けっこうプリンター使ってるよ。1年間に何回インク交換してたのよ?
アマゾンで全部買ってたから履歴で調べてみました
日付 | 商品名 | 販売元 | 購入単価 | 値段 |
2018/5 | 6色セット、 ITH-6CL互換 (全6本)×2 | エコスロバキア | 1799 | 3598 |
黒1色、ITH-BK互換 (全4本) ×1 | 1399 | 1399 | ||
2018/10 | 6色セット、 ITH-6CL互換 (全6本)×2 | エコスロバキア | 1590 | 3180 |
黒1色、ITH-BK互換 (全4本) ×1 | 1100 | 1100 | ||
2019/7 | 6色セット+黒2本(全8本) ×2 | インクのチップス | 2160 | 4320 |
2020/2 | 6色セット+黒2本(計8本) ×1 | インクのチップス | 2160 | 2160 |
2020/10 | 6色セット ×1 | INK-TANK | 980 | 980 |
2020/11 | 6色セット ×2 | INK-TANK | 938 | 1876 |
2021/8 | 単色ばら売り ×6 | OTK | 253 | 1265 |
合計 | 6色セット×11 黒色×14 単色×6 | 19878 |
全部純正インクだったらいくらになったの?
エプソンの純正品価格は下記の通り。
エプソンITH-6CLイチョウの6色セット 5382円×11=59202円
エプソン ITH-BK 単色 1本 918円×20=18360円
合計77562円
その差は、57684円
57684円!!!!
けっこう差が出たね。
こんな計算やってみたのは、私も初めてだけれど、びっくりの結果だ
高いプリンター買っても、「モノはいつか壊れる」という真実は不変だし、
安いプリンターを安いインクで使い倒して、壊れたら終わり
と、いうプランはアリですよね、この結果を見れば。
ちなみに、最初に購入していた格安互換インクの「エコスロバキア」はもうアマゾンで該当商品の販売ページがありませんでした。お店はまだありますよ。
エコスロバキア………って、会社名、おもしろすぎ
ところで、互換インクの保証にはもう1ランク上があるのは知ってる?
どーいうこと?
互換インクの保証には2種類ある
私が使っていたのは、互換インクの中でも最安。
「保証があってもインクの保証だけ」というタイプです。
ところが、現代にはプリンターも保証してくれる互換インクもあるんです。
そりゃーすごい
「インクナビ」と「インク革命」が有名です。
これらは他と分けて、互換インクと呼びますね。今までのは格安互換インク。
互換インク紹介
インク革命
メリット
- 定価よりも50%オフ
- 4000円以上買うと送料無料(沖縄はネコポスサービス利用で無料)
- 関東、関西圏なら19時までの注文で翌日お届け
- インクが不良品の場合 ⇒ ①購入後1年間は返品交換可、②初回購入の人に限り気に入らない場合、全額返金保証
- プリンターが壊れた場合 ⇒ ①購入後1年以内でメーカー保証のついたプリンターなら修理代金保証、②該当プリンターの販売が終了している場合は代替プリンターのお届け ⇒ 保証上限金額は5万円
- 詳細はリンクから公式サイトに
デメリット
- 価格がイマイチ安くない
インクナビ
メリット
- 定価よりも50%オフ
- 3000円以上買うと送料無料(沖縄も無料になります)
- 正午12時までの注文なら当日出荷、福岡からの発送なので、関東圏は届くまでに日数がかかります
- インクが不良品の場合 ⇒ ①購入後2年保証、返品交換可
- プリンターが壊れた場合 ⇒ ①新品交換(購入後5年以上経過していても可)、②メーカ修理費用の保証
- 詳細はリンクから公式サイトに
デメリット
- 価格がイマイチ安くない
プリンター保証までしてくれるので、その分インクは安くないです。
現在、私が使っている「エプソンプリンターEW-052A」で値段も比較しながら見ていきましょう。
格安互換インクはアマゾン内での価格、互換インクは公式サイトの価格になります。
正規インク | エプソン正規インク | 3772円 |
格安互換インク | エコスロバキア | 1330円 |
格安互換インク | インクのチップス | 1400円 |
格安互換インク | INK-TANK | 販売ページ見つけられませんでした |
互換インク | インク革命 | 2160円 |
互換インク | インクナビ | 商品がありませんでした |
アマゾンで販売している正規インクの値段がすでに少し安くなっているからね。
どれ買おうか………、悩むね
プリンターを保証してくれるにはそれなりの条件があるのでそれも知っておきましょう
プリンター保証の条件
- インクトラブルの故障であること、例えば紙の詰まりが原因で壊れても保証不可です(インクナビ、インク革命共)
- 他のメーカーのインクを使っての故障、例えば、カラーインクと黒インクでメーカーが異なる場合(インクナビ、インク革命共)や前回使っていたのが他メーカーの格安互換インクである場合(インク革命)など
- 全色セットで使っていること(インクナビ、インク革命共)
以前のパパのように、いろんな格安インクを梯子して使っているような人は保証されないってことだね
インク革命にはそこまで過去のインクのことまでは書かれていなかったな
で、結局、どうやって選択するのがベストだと思う?
整理してみよう
- 新規プリンター購入、メーカ保証はだいたいどこも1年
- 1年以内に故障した場合
- ケース①正規インク、無料で修理、
- ケース②互換インク、有償で修理し修理代を保証
- ケース③格安互換インク、メーカーにて有償で修理し修理代は自腹
- 1年後、メーカー保証がなくなり故障した場合
- ケース①正規インク、有償で自腹修理
- ケース②互換インク、インク革命の場合、有償で自腹修理、インクナビの場合、有償で修理し修理代保証
- ケース③格安互換インク、有償で自腹修理
インクナビ、いいね
インクナビの互換インク使用中にインクが原因で壊れたら、
何年経っていても修理代を保証してもらえる、
または代替えのプリンターを買ってくれるってことだね
ちょっと高いけれど、壊れた時のこと考えたらいいね
でも、パパの使っているEW-052A用のインクはなかったんだよね?
そうなのよねー。
それが残念。
自分の使っているインクが商品としてあるなら、インクナビがいいよね。
今度プリンター買う時は、インクナビに商品があるプリンターがいいかも。
今回、いろいろインクとプリンターを調べてたら、買いたいプリンターが出てきたんだよねー
インクが減らないプリンター?
次に買いかえるなら、これを買いたいです。
CANON PIXUS XK100
インク節約がチャームポイントの2021/10/14に発売された、まだまだ新しい機種です。
カタログでインクのコストを測る時に、
写真L版を1枚印刷するのにいくらかかるかを各社リストアップしているのですが、
このモデルは「9.8円/1枚」です。
これは、私が持っていた、エプソン、EP-710A、29.2円/1枚
現在使用している、エプソン、EW-052A、28.3円/1枚
に比較すると、すごく安いです。
アマゾンだと36500円で売ってました。
Canon 純正 インクカートリッジ XKI-N21(BK/C/M/Y)+N20 5色マルチパック XKI-N21+N20/5MP、インクの価格も比較してみます。
正規インク | キャノン正規インク | 3000円 |
格安互換インク | エコスロバキア | 1980円 |
格安互換インク | インクのチップス | 1980円 |
互換インク | インク革命 | 2790円 |
互換インク | インクナビ | 商品がありませんでした |
インクナビには商品がありませんでした………。
で、インク革命では2790円。アマゾンで販売している正規品3000円とほぼ同額。
この場合なら、
購入後1年間は正規インク。1年後、インクナビからインクが出たら、そっちに乗り換えようかな………。
正規インクが3000円なら、そのまま正規インク使ってもいいけれど、1年以上経過して壊れたら正規インク使ってても有償自腹修理になります。もし、インクナビさんがインク作ってくれて、それを使っていて壊れたら有償修理を保証してくれるってことです。
インクナビさんの商品数がもっと増えることに期待しましょう
最近、CD/DVDレーベル印刷機能って人気ないのかな? ついてないプリンターが増えてきてるように感じます
「こんな機能、ついてて当たり前だろう」ぐらいに考えていたので、
何も見ずに、エプソンEW-052Aを買ったら、CD/DVDレーベル印刷機能、ありませんでした。
思い込みはいかんね。ちゃんと調べて買いましょう
もうひとつ、紹介させて!
L版プリントの単価だけ見ると、さらに安いのが、
CANON G3360
これは、先ほど紹介した「XP100」よりもL版写真プリントにかかる費用が安く、
その金額は、「6.2円/1枚」です。
アマゾンでは新品で26500円ぐらいから販売されていました。
さきほどのXP100よりも安いんです。
正規インク | キャノン正規インク | 6700円 |
格安互換インク | IRODORink | 1980円 |
格安互換インク | nasia+ | 2080円 |
互換インク | インク革命 | 2240円 |
互換インク | インクナビ | 1980円 |
インクナビにも商品があるんだね。
しかも格安互換インクと同価格じゃん
そうなのよ。いいんだけどねー………。
CD/DVDレーベル印刷できないのよ
私はCD/DVDレーベル印刷機能がほしい人なので、このプリンターにそれがないのは痛すぎます。
紹介したかったのは、下記のチャームポイント。
プリンターって、トラブルの原因が、
- プリントヘッド
- 廃インク吸収パッド
の2つであることが多いのに、それらを自分でメンテナンスできるモデルで、2万円台。
CD/DVDレーベル印刷機能がいらない人には、このプリンターいいんじゃない
エプソンから出てるエコタンクモデルは?
ああ、これね。
エプソン EW-M873T エコタンクモデル
このプリンターもL版プリントのコストがお得で、「7.6円/1枚」です。
正規インク | エプソン正規インク | 6700円 |
格安互換インク | IRODORink | 1980円 |
格安互換インク | nasia+ | 2080円 |
互換インク | インク革命 | 2240円 |
互換インク | インクナビ | 1980円 |
お勧めのプリンターの紹介はまた他の記事でやるかもです。
今回はプリンターの紹介はしないで、筆をおきましょう。
まとめ
- 互換インク使用中プリンターが故障しても保証してくれる方法 ⇒ プリンター保証までついている互換インクメーカーがマジでお勧め。個人的にお勧めはインクナビさん
- プリンター購入後1年以内はメーカー保証があるので、正規インクを使用していれば壊れてもメーカーが無料で修理してくれる ⇒ でも正規インクは高い………
- 互換インク使用の場合、有償修理になるが、インクナビもしくはインク革命の互換インクを使えばその費用を保証してもらえる。もしくは代替え新品プリンターとの交換が可能
- プリンター購入後1年以上経過、メーカー保証がなくなる ⇒ 正規インクを使用していても故障すれば有償修理
- インクナビの互換インクを使っていれば、該当製品の修理対応期間内であれば有償修理費用を保証してもらえる、もしくは代替え新品プリンターとの交換が可能
- 格安互換インクを使用した場合は、メーカー保証がある場合でも修理は有償となり自腹精算
- 格安互換インクはやっぱり安い。でも保証がないのでプリンターが壊れたらプリンターを買い替えたほうが得な場合も多い ⇒ 格安互換インクを使う場合は1万円前後の格安プリンターを購入した場合にする
- 2-3万円のプリンターを使用するなら、格安互換インクよりもインクナビ、もしくはインク革命のインクがお勧め
- 2021/10/14発売の「CANON XK100」が正規インク代金が安く、CD/DVDレーベル印刷もできて個人的にお勧め
紹介したメーカーと商品のリスト