愛らしい猫ちゃんが夢中になる猫草。おうち時間を楽しむアイテムとして欠かせない方も多いのではないでしょうか。しかし、猫草をいつでも食べられるように置きっぱなしにしておくのは問題ないのでしょうか?また、猫草はいつまで与えてよいものなのでしょうか?
本記事では、猫草の与え方や注意点、適切な保存方法について詳しく解説します。愛猫の健康と安全を第一に考え、猫草を正しく与えて楽しいおうち時間をお過ごしください。

猫草を置きっぱなしにするのは危険!その理由とは?
結論から申し上げると、猫草を置きっぱなしにするのは望ましくありません。その理由は主に以下の3点です。
- 鮮度が落ちる: 猫草は生鮮食品と同じように鮮度が落ちやすく、時間が経つと変色したり栄養価が低下したりします。基本的に1日数本、やわらかい若葉だけを与え、育ちすぎた猫草や硬くなった猫草を与えないようにしましよう。内臓を傷つけてしまうリスクがあります。傷んだ猫草を食べてしまうと、下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こす可能性があります
- カビが生えるリスク: 置きっぱなしにした猫草は湿気を帯びやすく、カビが生える危険性が高まります。カビの中には猫にとって有害なものが存在しており、誤食すると呼吸器症状やアレルギー反応を引き起こすおそれがあります
- 誤食の可能性: 猫は好奇心旺盛な生き物です。置きっぱなしの猫草をバリバリかじったり、誤って飲み込んでしまうおそれがあります。特に子猫や高齢猫は注意が必要です

猫草って……そもそも絶対必要なの? なくてもいいんじゃない?
「雑種猫6ヶ月齢の体重管理ガイド」肥満の原因と予防策【猫を飼って20年、5匹の多頭飼いママ】
猫草は絶対に必要?
「必ずしも必要ではない」です。
猫は猫草を食べると胃が刺激されて嘔吐を起こします。それにより、毛球症(毛玉が胃の中で塊を作り、嘔吐や閉塞を引き起こす病気)を予防したり、胃腸を整えることが期待できます。その他、食物繊維による便秘改善、ストレスの軽減などが期待できます。
かし、栄養面で見てみると、必ずしも必要ではありません。基本的には、猫は肉食動物であり、栄養的には野菜を食べなくても問題はありません。また、一般的に総合栄養食のキャットフードには必要な栄養素がバランス良く配合されているため、特に猫草などの野菜を食べさせる必要はないでしょう。
サイト「Pet News Storage」より引用
毛の長い猫は毛玉を吐いたほうがいいよね……


過剰に猫草を食べすぎて、過剰に吐いちゃうとそれは危険。それで食欲低下したりもしちゃうからね
猫の様子に異変があれば、すぐに動物病院を受診してください。愛猫と楽しい猫草ライフを送るためにも、本記事で紹介したことを参考にしていただければ幸いです。
猫草の適切な与え方とは?
猫草は新鮮な状態で与えることが大前提です。与える際は以下の点を守りましょう。
- 必要な分だけ与える: 一度に与える量は猫の年齢や体調に合わせて調節しましょう。一度食べて、猫草のところから離れたら、もう猫草を隠してしまいましよう。残しておくと、何度も食べて過剰摂取になります。我が家は残った猫草をもう一度トイレ室内に隠してキープ。水を上げ育てます。5-6日後には再び食べられるぐらいまでに成長しますので、再び猫に食べさせてあげて、その後に捨てます
- 清潔な容器に入れる: 猫草は清潔な容器に入れて与えてください。土やほこりが付着していると、猫が汚染されたものを食べてしまうおそれがあります。とは言っても、猫たちは草を引き抜いたりして食べますので、草は根っこごと抜かれてしまうことも多々ありますが、我が家の猫たちはそうなった草は食べずに放置してます
- 直射日光を避ける: 猫草は直射日光を避けて、風通しの良い場所に置いてください。高温多湿な環境は鮮度を低下させ、カビが生えるリスクを高めます。我が家の猫たちは放し飼いなので、家の中、どこでも行けます。唯一行けないのがトイレの中なので、猫草はトイレで育ててます。幸いトイレには窓があり、日中は陽光が入ります。窓を開ければ風も入ってきます


我が家は種を買って育ててます
多分、最寄りのペット屋さんでね必ず売ってると思います。
猫草はいつまで与えていいの?
猫草は与えすぎると、下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こすおそれがあります。一般的には、週に2~3回程度、与える量を調節しながら与えるのが望ましいでしょう。ただし、猫によって猫草に対する反応は異なります。初めて与える場合は少量から与え、愛猫の様子をよく観察してください。
また、以下のような場合は猫草を与えないように注意しましょう。
- 下痢や嘔吐などの消化器症状がある場合
- 食欲がない場合
- アレルギー反応がある場合
愛猫の様子に少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院を受診してください。
猫草は何日くらいもつの?
猫草の鮮度保持期間は、保存方法によって大きく異なります。適切に保存すれば、3~6日程度はもたせることができます。
おすすめ保存方法:
- 猫草セットを購入した時の容器を買い回す。我が家では除湿剤の容器を使いまわしています
- 霧吹きで軽く湿らせる
- 直射日光を避け、風通しの良い場所に置く
猫草が変色したりぬめったりしたら、すぐに捨てて新しいものを与えてください。

こーいうどこにでも売ってる除湿剤のケースを使っています
底が深くて使い勝手がいいのよ

まとめ
猫草は愛猫にとって楽しいリフレッシュアイテムですが、与え方や保存方法を間違えると健康被害を引き起こすおそれがあります。本記事で解説したポイントを守り、愛猫の健康と安全を第一に考えて猫草を与えてあげてください。
猫草選びに迷ったら、獣医師やペットショップの店員さんに相談するのもおすすめです。愛猫と楽しいおうち時間を過ごしてくださいね!
Q&A
猫草を置きっぱなしにしていいですか?
お勧めできません。猫の主食は猫草ではありません。猫によっては猫草が大好きで一度にたくさん食べすぎてしまう猫もいますので管理してあげたほうが良いです。一度与えると、ひとしきり食べて他のことをやりだしますので、そのタイミングで隠すのが良い。
猫草は何日くらい持ちますか?
一度与えてから5-6日間ですね。与えると、先端の柔らかい部分をあらかた食べてしまうので、そこからまた隠して再び水を与えて猫草を成長させます。5-6日後には再び与えられるほどに成長しますのでそこで二度目の猫草を与えてます。それで食べ終わったら捨ててます
猫草はどこに置くと良いですか?
猫に与えるまでは、猫から隠して育てます。日陰だが暗所ではなく、陽も当たり猫が来ない場所……我が家ではトイレで育ててます。窓から陽光は入りますが、日向にはならないし、真っ暗な暗所にもなりません。風通しは悪いのですが、猫から隠して育てられる場所としてはお勧めです
猫に猫草を与えると良くないですか?
絶対、必要なものでははありません。が、猫によりますので、一度様子を見ながらあげてみて、体調が悪くならなければ継続してもいいと思います
猫草は日光に当ててもいいですか?
あまり日向に置く必要はありません。直射日光が強すぎない、日当たりのいい場所で育ててください
猫草が伸びたらどうする?
あまりにも長く伸びすぎてしまうと、猫草が硬くなって、猫たちの胃や腸を傷つける可能性もあります。与える場合は、ハサミで3-5センチの食べやすいサイズにカットして上げるといいでしょう。また、土から10cmの長さ程度に切ると、新たに成長してきます。 日に当てるとよりよく、栄養価も高まるそうです。
猫草が黄色くなったらどうしたらいいですか?
日光に当たっていない箱内で成長した部分が黄色や白色になることがあります。草が伸びすぎたり、先が黄色く変色してきたら、土から10cmの長さ程度に切る。 日に当てるとよりよく、栄養価も高まるそうです。
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