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2009年スピッツ的生物ランキング第2位 川のハゼたち

   

2009/12/20撮影 フラッシュなし自然光 コンテリボウズハゼ オス

2009/12/20撮影 フラッシュなし自然光 コンテリボウズハゼ オス

2009年は川の魚をいろいろ見られた一年でした。冬にはじめたやんばるの山と川の散策は思わぬ出会いを生んでくれて、そこから調査していろいろ見つけられました。

コンテリボウズハゼは探しに探してようやく見られた思い出深い魚です。冬に通った数々の川があったからこそ見つけられたのだと自分では納得しているが、S先生の教えあればこそで、S先生には感謝感激でございます。この場を借りてお礼を改めて申し上げたいです。ありがとうございます。

このハゼ、名前のとおり紺色に照る輝きを放つ魚なのですが、フラッシュを当てると赤茶色のラインが出てきます。紺色に照ったボディーを移すにはノーフラッシュで撮影するしかなく、手振れとの戦いとなります。

2009/12/20撮影 フラッシュあり コンテリボウズハゼ オス

2009/12/20撮影 フラッシュあり コンテリボウズハゼ オス

上の写真は初めのコンテリボウズハゼと同じ個体で、ほぼ同じ撮影位置からフラッシュをオンにして撮影したものです。ね? 自然光時には見られなかったラインが出現しました。

ぜひライブでこの紺照りボウズハゼを見てみてくださいませ。

2009/12/20撮影 ヨロイボウズハゼ オス

2009/12/20撮影 ヨロイボウズハゼ オス

ヨロイボウズハゼも大変珍しいハゼで、なかなか見つけられませんでした。本来であれば、コンテリが2位で、ヨロイが3位でもかまわないぐらい私の中ではインパクトのあった出会いでした。

ただ、まぁー川の魚ばかりで上位を独占するのも営業上問題はあるかな・・・・と思い、第2位にまとめて掲載させていただくことにしました。

写真はヨロイボウズハゼのオス。メスはもっと地味で、個体数も多いです。お腹のペパーミントグリーン色が実にわかりやすい特徴なのですが、実際に川で見るとこの色はそんなに目立ちません。お客様に教えても、お客様もあまり判別できないようでした。メスの風貌はアカボウズハゼのメスとよく似ています。しかしオスは違う。オス同士を比較すると、それぞれのハゼが異なっていることは一目瞭然なのですが、メス同士は非常に難しいです。

ヨロイボウズハゼはハゼの仲間の中で最も急流を好むハゼとして知られており、実際観察している場所は浅い瀬のような場所で水深は20センチぐらいです。そこに無理やり顔をつけて探して撮影するわけです。もちろんカメラが全部水中につかることは稀で、レンズの部分は水の中だが、ファインダーは空気中に出ていて撮影する場合も多いです。

2009/12/4撮影 アカボウズハゼ オス

2009/12/4撮影 アカボウズハゼ オス

アカボウズハゼもメスはたくさん見られるが、オスはそんなに多くない。体の後半が赤く色づいてくると判別は容易だし、水中で見つけるのも容易くなる。メスを見ていると今度はカエルハゼと間違ってしまうから、この見間違いの連鎖は実にエンドレスに続いていく。

2009/9/8撮影 ヒノコロモボウズハゼ オス

2009/9/8撮影 ヒノコロモボウズハゼ オス

これこそS先生の恩恵をモロに受けて見つけられたハゼ。名前のついたのが2009/5/31だから、本当に名前がついてホヤホヤの状態のときに見つけられました。冬には死滅してしまうそうなので、また来夏に探したいと思います。

2009/12/20撮影 ツバサハゼ

2009/12/20撮影 ツバサハゼ

偶然目に入ってきて、撮影。しかし個体数は少なく、その後探すが見つけられませんでした。S先生に報告すると、「ツバサハゼです、沖縄島のツバサハゼは珍しいです。水中写真も初めてと思います」とのコメントをいただきました。そうか・・・。沖縄本島では珍しいのか・・・。

川の魚はまだまだ初めて見るものが多く、どれが稀種でどれが普通種かの区別がなかなかつきませんが、少しずつ見る目を養っていきたいと思います。

今年はやんばるの川もどんどん紹介したいので、ぜひリクエストしてくださいね。

あと、貴重な生態系の保存のために、撮影場所や川の名前などは公表しておりません。メールでの問い合わせにもお応えできませんので、ご了承くださいませ。

第3位第1位

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spitzseko
故郷、滋賀県のマクドナルドでバイトしたお金でスクーバダイビングを始めたのは高校二年生、17歳のころだった。高校卒業後、南の島に住みたくて、ダイビングのインストラクターになることを決意。滋賀県のお店で丁稚奉公に励み、1990年、19歳でNAUIインストラクター資格を取得。その後、サイパンで4ヶ月、モルディブで6.5年働き、1999年1月に沖縄本島に移住し、スピッツダイブセンターをオープン。モルディブでのワイドメインのガイドとは反対に沖縄の海では、今、そこにいる生物を楽しむを基本とするマクロダイビングを軸にガイドを展開。 サンゴ礁、ドロップオフ、内湾、泥地、タイドプール、河口域、川、渓流と水辺で楽しむ幅を広げ、沖縄本島のあらゆる水辺を自分のフィールドにすべく日々謙虚に勉強させていただいております。 1999年よりPADIインストラクターにクロスオーバーし、現在はPADIのみに所属。講習では初心者講習からダイブマスター講習まで経験に基づいた的確な指導で楽しく教えております。 また大宜味村ター滝で開催しているリバートレッキングツアーも随時開催中。7月中頃から9月前半まではダイビングお休みです。

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