6/19 出会いぞくぞく、嬉しさが止まらない
7月になったというのに、私はまだ6月19日のログを書いている。とほほ。またたまってきた。夏休みの宿題に泣く小学生のようだと自分のことを思いながら、これを書いているが、小学生の頃の自分と違うことは、好きなお仕事の報告を書いているということだ。小学生の頃はなんでこんなことをするのだろうか? と疑問に思いながら、勉強、宿題をしていたが、今はお仕事であーる。
やらないと、お金稼げないし、ご飯も食べられない。実にシンプルで明確だ。
こんなの見られるから、みんな潜りにきてね。という報告を今から書いていきます。見たくなったら、潜りにきてね~。まずは浅瀬でモンツキカエルウオ。いたりいなかったりだけれど、いないときも周囲のどこかにいるんだろうね。
この背中の突起は……、ノコギリウミヤッコ子供でいいんじゃないかな……。
オリヅルエビは本当に動かないね。あまり動かないオリヅルエビはメスだよ、って教えてもらったけれど、君もメスなのかな? オスも見つけてあげたいな。
小さくてかわいかった、ヤドカリ。アデヤカさんですね。オレンジの腕に白い点とかないし。黄色とオレンジの縞々に見えるし。
おぅ~。エンビノアルダ~。ゲット!! このウミウシはやっぱりこのおじさん顔がチャームポイントなので、紹介できるチャンスがあったら、ぜひぜひこの顔、表情を撮ってもらいたい。
あああ、バランスが……、な、流されるぅぅぅぅぅぅぅ……。がんばれ、ノアルダおじさんっ!! たおれる、たおれるぅぅぅぅ
ふぅ~、よっこいしょ。
ね? おじいさんっぽいでしょ?
ウミウシは他にもいろいろ。でも少なくなってきました。
そして、このバサラカクレエビ。きれいだよね~。普通に顕微鏡モードでストロボをオンにして撮影。
まぁ~、綺麗なんだけれど、実際に水の中で見ている綺麗さとはちょっと種類が違うんだよな~……って、思ったことありませんか? 生物の色がビチッ!! と写っているんだけれど、写せているんだけれど……、自然光を通して見ている、今の自分の目で見ている生物はこんな色の綺麗さではないんだよね……、と思うことが。
デジタルカメラ全盛となり、撮った写真がすぐに確認できるため、いろいろな試行錯誤が可能となりました。いいことだと思う。見ている色を撮りたいっ!! って思ったときは、ストロボをオフにしましょう。
自然光だけで撮影すると、自分が動いちゃうと手振れしてブレブレな写真になっちゃいますから、ダイビングスキルがとっても重要になりますけれど、そこはちゃんとスキルアップしていただかないと。
下の写真は自然光で撮影。
うんうん。そうそう。こんな感じ。エビの緑や黄色が微妙に水の色で青かぶりしていて、それがなんとも言えず美しかったのよ。
これが撮れたら、今度は、水中ライトで遊んでみましょう。
エビにライトを照射っ!! エビからライトを離したり、近づけたりしながら、カメラを見て、自分の好きな色が出ているところで撮影します。下の写真はけっこう遠めからライトを当てて、ほのかにエビの色が強くなるようにして撮影してます。
そしたら、今度は、エビにはライトを当てないで、周りでうごめいているウミシダにだけ当てます。すると、ほら。
なんか、夜のネオン街で遊ぼうとしている不良バサラカクレエビ風な写真になっちゃった!!
はたまた、夜の歓楽街に背を向けて帰宅するサラリーマンバサラカクレエビ風?
と、いろいろ遊べちゃうので、ウミシダって本当にすばらしい。
このポイントはウミガメにも高確率で出会えています。マクロ撮影していてもたまにこんな出会いがあると、素敵やん。
シャコガイの色がかなり強烈に視界に入ってきたので、撮ってみた。
こんな場所にイシガキカエルウオとかいたら、最高ですね。いつか、そんな瞬間をお客様に紹介したいね。
今が旬。どこにでもいる。イシガキカエルウオの子供。
タケダイさんとも遭遇しました。
キンチャクガニも小さかった。
お、フタスジハゼだって。
タイドプールに突入~。
ロウソクギンポは婚姻色が強く出ているタイプと薄いタイプ。いろんな色合いの個体がたくさんいるので、自分に合う色の個体を見つけてね。
踊りを見せてくれる子達は、えてして色黒の子です。
コバンハゼの仲間の子供。もう少し大きくなったら、名前がわかるかな。
おおおお……、カエルアンコウぅぅぅぅぅ。
なんてかわいいサイズなんだ~。嬉しい出会いです。カエルアンコウモドキの子供なのかな? ってふと思った。この色合いといい、エスカが見当たらないところといい。でも、魚類写真資料データベースを見てみたら、カエルアンコウモドキってこんな感じじゃないですね。ちがうな。
カスリカエルアンコウっていうタイドプールに住んでいる奴もいるらしいけれど、そっちの方がむしろ似通っているかもしれない。ムナビレの感じとかはね。
かわいいという事実は変えようがない。こんなん見れたときに一緒に潜れていたお客さん、ラッキーだな~。翌日も見に行きましたが、もういませんでしたからね。
そしてタイドプールに来れば、遊んじゃおう、カエルウオとバブルで。小高い丘の上に巣穴を持つヒナギンポ……、ヒナギンポでいいのかな? 魚類写真資料データベースの中のヒナギンポを見ていたら、ちょっと混乱。私の中でヒナギンポたと思っていなかった、この写真の魚。これがヒナギンポなの? また時間のあるときに問い合わせてみよう。
泡、クリスタルモードで光らせてみました。
そーいう場所に魚がいたら、だれかれかまわず撮っちゃう。ヘビギンポ泡まみれの図。
わざとぼかして、夢の中を演出。
逃げない魚にはとことん寄るべし。顕微鏡モード、クリスタルフィルター使用。
青いお目めが美しいオキナワホンヤドカリ。
昼ごはん食べて、ちょっと深くへ。ピグミーシーホースで遊んできました。
近くにいたラベンダーウミウシも。
ウミシダに生物がいたら、ライトで遊んじゃいましょう。
朝のように夜遊びしているバサラカクレエビの写真を狙ったのだが、難しかった。朝のウミシダはもう少し浅い場所にあって、海中も明るかったし、あんなに自然光でも色が出ていたのかな?
エビにライトを当てないと、エビが暗くなりすぎる。けっこう難しいぞ。これ。朝のはたまたま撮れただけなのか?
今、わかっている成功へのポイント。浅い場所にあるウミシダでやること。陽光が当たって、明るい場所のウミシダでやること。生物が撮りやすい場所にいること。綺麗なウミシダであること。むむむむ、けっこう条件多い。
いっぱいはいないけれど、ちらほらウミウシも目にとまります。
カサイダルマハゼの子供がいました。かわいい。
少し奥に行ってしまったので、ストロボがサンゴに蹴られて当たらなくなってしまった。こーいうあるある的状態。カメラを斜めにしたりして、いろいろやってみても、ストロボが魚に届かないことが多いです。そーいうときは、またもやストロボをオフ。
水中ライトを使いましょう。
ライトを使うと、撮れますが、手振れしやすくなるので、ふらふらしないように潜りましょう。
ダンゴオコゼ、久しぶりに恩納村で見たような気がする。
いると撮影したくなっちゃう、テトラリア・キンクティペス。いい加減に名前を覚えなきゃ。
こんなのもいました。
浅場のサンゴは完全に戻りました。今年の高水温で白化しないことを祈るばかりです。
楽しい3本でした。


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