スピッツ世古ダイビングサイト

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12/8 川の調査その1

      2015/12/23

週末に川のハゼをリクエストされているので、下見に行ってきました。海のガイドでも下見は大事だけれど、川のハゼは下見が本当に大事だ。探すの大変。一苦労どころか、ふた苦労もみ苦労もしてしまう。

スピッツは川のハゼのガイドもしています。川にダイビングするのではなく、スノーケリング。と、いっても、足ヒレもつけません。マスクとスノーケルのみ。防寒対策は万全に。だって水温は18度前後です。この季節。

1番のネックは水深の浅さです。川でハゼを探すと、海で探すことがどれほど楽か痛感します。もちろん淀みと呼ばれる、ある程度の水深がある(それでも30~80センチぐらいかな)場所もあり、そこはオアシスのように観察、発見が容易です。

けれど、瀬と呼ばれる急流部分が好きなハゼもいまして、そいつらを相手にしだすとかなり手ごわい。まずマスクが水につけられないので、覗くのが大変。だから浅すぎる場所はスルーせざるをえません。だって覗けないんですから。

それでも川に寝そべり、顔をつけられる深みを見つけては獲物となるハゼがいないか確認します。いれば観察、撮影。いなければ移動。それの繰り返しです。

そんなこんなで努力の成果が以下のような感じになります。

まずはナンヨウボウズハゼの赤型です。背びれが伸びているのがナンヨウボウズハゼの特徴です。

ナンヨウボウズハゼ

ナンヨウボウズハゼ

同じナンヨウボウズハゼでも、緑型もいます。なにを基準に赤型と緑型に分かれるのかなどはまだまだわかっていないようです。同じ川の中に緑型もいれば赤型もいます。

ナンヨウボウズハゼ

ナンヨウボウズハゼ

お腹の瑠璃色がチャームポイント。ルリボウズハゼ。ただお客さんに紹介するのは困難極めるハゼです。生息場所は急流場所が多く、警戒心が強い。我々を確認すると浅い場所に隠れちゃうことが多いです。またいつでもお腹の瑠璃色が発色しているわけではないので、そこも難しさをアップさせてますね。

ルリボウズハゼ

ルリボウズハゼ

シマヨシノボリ。ヨシノボリの仲間は観察、撮影しやすいのが多いです。シマヨシノボリもそのひとつ。これから冬に向けて、良い色を出してくれます。卵が蛍光ブルーに発色する姿は神々しいですよ。顔にある赤いシマシマで見分けます。

シマヨシノボリ

シマヨシノボリ

ヨロイボウズハゼ。流れの速い場所が大好き。淀みにはまずいません。マスクをつけると、水の流れが泡となってマスクの前を通過していくような激しい場所にいます。

ヨロイボウズハゼ

ヨロイボウズハゼ

お腹の色はけっこう個体差が激しいです。

ヨロイボウズハゼ

ヨロイボウズハゼ

ペパーミントブルーだったり、茶色っぽくなったり、赤っぽくなったりします。

ヨロイボウズハゼ

ヨロイボウズハゼ

? という魚がいまして、たぶんテンジクカワアナゴじゃないかな? という魚です。

テンジクカワアナゴですかね?

テンジクカワアナゴですかね?

アカボウズハゼはけっこういろんな川で見られます。赤色が目立つので、発見すると嬉しいハゼです。

アカボウズハゼ

アカボウズハゼ

自然光で撮影すると、こんな感じに撮れます。

アカボウズハゼ

アカボウズハゼ

そして魚なのに、ありえないようなメタリックグリーン? ブルー? のコンテリボウズハゼです。背びれは丸いです。

コンテリボウズハゼ

コンテリボウズハゼ

この日はメスを誘おうとしていたのか、何度かメスにアタックしている行動が観察できました。

コンテリボウズハゼ、オスがメスを追いかけてる

コンテリボウズハゼ、オスがメスを追いかけてる

自然光で撮影すると、この色になります。なんというか、メタリックブルー? たまらん色です。

コンテリボウズハゼ自然光撮影

コンテリボウズハゼ自然光撮影

ただ自然光での撮影は手振れしてしまうので、どうしてもフラッシュを使って撮影したくなってしまう。そうすると、体に薄い赤色のラインが出てしまうんですよね。

コンテリボウズハゼ

コンテリボウズハゼ

と、やっていたら、カメ出現っ!!

いきなりカメ出現!!

いきなりカメ出現!!

なんだ、その長い爪は!! なにものだ、キサマ?! と思ってしまった。

カメもびっくりして立ち止まったけれど、逃げないんだよね~

カメもびっくりして立ち止まったけれど、逃げないんだよね~

逃げないでいてくれたので、顕微鏡モードのフッィシュアイフィルターで撮影。

ふむふむ。

カメの顔だね~。名前を調べたのだが、よくわからない。外来種のようです。こんなやんばるの川に外来種のカメが闊歩している状態はダメなんじゃないの? 誰かがペットとして飼っていて、放流したのだろうか? 名前のわかる人、いたら教えてくださいませ。

なので顕微鏡モード発動!!

なので顕微鏡モード発動!!

そして、これ。キレイに色は出ているけれど、赤いラインは出てませんよね。フラッシュは使っていません。自然光なんですが、このときはコンテリボウズハゼが陽だまりに止まってくれて、すごく良い場所で撮影することができました。なので、とびきりキレイなコンテリ君になってます。素晴らしい。

コンテリボウズハゼ自然光撮影

コンテリボウズハゼ自然光撮影

川に行けば、オオウナギにも出会います。

オオウナギ

オオウナギ

そして落ち葉が沈んで堆積しているような場所にはタメトモハゼがいます。

タメトモハゼ

タメトモハゼ

たまにこんな感じで逃げずにホバリングしてくれます。

タメトモハゼ

タメトモハゼ

こんなに大きいのにハゼなんだから、びっくりですよね。

しかし、探していたニライカナイボウズハゼは見つけられず。がっくり、肩を落としながらの帰路となりました。またリベンジに向かわねば……。

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spitzseko
故郷、滋賀県のマクドナルドでバイトしたお金でスクーバダイビングを始めたのは高校二年生、17歳のころだった。高校卒業後、南の島に住みたくて、ダイビングのインストラクターになることを決意。滋賀県のお店で丁稚奉公に励み、1990年、19歳でNAUIインストラクター資格を取得。その後、サイパンで4ヶ月、モルディブで6.5年働き、1999年1月に沖縄本島に移住し、スピッツダイブセンターをオープン。モルディブでのワイドメインのガイドとは反対に沖縄の海では、今、そこにいる生物を楽しむを基本とするマクロダイビングを軸にガイドを展開。 サンゴ礁、ドロップオフ、内湾、泥地、タイドプール、河口域、川、渓流と水辺で楽しむ幅を広げ、沖縄本島のあらゆる水辺を自分のフィールドにすべく日々謙虚に勉強させていただいております。 1999年よりPADIインストラクターにクロスオーバーし、現在はPADIのみに所属。講習では初心者講習からダイブマスター講習まで経験に基づいた的確な指導で楽しく教えております。 また大宜味村ター滝で開催しているリバートレッキングツアーも随時開催中。7月中頃から9月前半まではダイビングお休みです。

 - 12/2015, ダイビングログ , , ,

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